ROMANTIC








さぁ  この夜を楽しもう    
たまにはこういうのもいいだろう?


街のイルミネーションに誘われるように
そう ロマンチックにいこうぜ



部屋の灯りを消して  
お前は消すのは嫌なんだろ?


代わりに蝋燭を灯そう
ほら 幻想的な世界になるだろ?



ロマンチックにやろうぜ



俺をお前の逞しい腕で抱きしめて

お前のその手で

その唇で 

その声で 

俺を狂わせてくれ



あぁ・・・それでもまだ足りない   
早く俺をその気にさせろ



お前がいつものように卑猥な言葉を囁けば
俺はその言葉に呪縛され お前に身を委ねる



夜の帳がおりると
一段と甘く、低い声で俺に歌うのが聞こえる



俺を誘う愛の歌を



さぁ、ベッドに連れて行ってくれ



灯りを消した部屋で楽しもう 
たまにはいいだろ?

蝋燭の灯りだけを灯して  
夜は始まったばかりだろ?



だから・・・

直江・・・、ロマンチックにやろう



俺に口付けて   
匂いたつような情熱の波を感じる
欲望で俺は燃え尽きてしまいそうだ



早く俺を狂わせてくれよ、直江・・・



俺の身体に  

心に

魂に火がついているから 

求め続けるお前がまだ必要なんだ



蒼く光る月明かりの下   
星も明るく輝いてる

俺の頭の中はお前の事ばかり



早く家に帰ろう そして・・・



灯りを落として  欲望に身を任せよう
今夜だけは どうしようもなく

ロマンチックになりたいんだ



さぁ、早く始めようぜ   
俺に必要なのはお前だけ


蝋燭を灯して  ロマンチックに
俺とお前だけの世界へ



大海原のように深く   
荒れ狂う波のように求めて

俺の心には燃え盛る炎がある



もっと燃え上がらせてくれ



お前だって欲しいんだろ?  
だったら早く俺を抱いてくれ

こんな満ち足りた時間は



お前にしか出来ないから



お前の愛情に   俺を委ねさせて
忘れられないくらいに  

それでもまだ足りない  満足できない
俺を愛して   



ロマンチックに



ほら、早く言えよ   
いつものあの台詞を


それだけで   今夜は簡単に堕ちるぜ


銀色に輝く月明かりの下で
お前に俺の魂をくれてやる  


だから・・・

今夜はロマンチックに俺を求めて



灯りを落として   

朝まで2人で

そうしたら、お前に言ってやるよ 



「愛してるよ・・・直江」と・・・



だから今夜はロマンチックに・・・・・


Fin







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