Feel a season
アイツといると季節を感じる
アイツの中に季節を感じる
春の日差しのように、穏やかな微笑
暖かく全身を包み込んでくれるようで
腕の中でまどろみそうになる
かと思うと、
真夏の太陽のようにギラギラした
オレに飢えている時の、琥珀色の瞳
こっちの身体が融けてしまいそうなほど熱い、
睦言と楔
暫く口を利かなかったりすると
寂しそうに眼を伏せ、俯く姿
まるで周りには枯葉が舞い散るようで
怒らせたりすると、アイツは全身が氷の刃物と化す
その身体に宿す想いを昇華しきれなくて
纏う空気までをも凍らせてしまう極寒の冬
でも、アイツの想いは変わらないのをオレは知ってる
たとえそんな状況であっても
最後には
お前はオレを雪室のように暖かく包んでくれる
天変地異が起こって、地球上に季節というものがなくなったとしても
地球が滅んで、どこかの星に移住しなくてはいけなくなったとしても
お前が一緒にいるなら
オレは季節を感じる事ができる
普通の四季とは違って、何時、どの季節がやってくるかは
判らないけど……
そんな事考えてるなんて、お前は絶対夢にも想っていないだろうな
「…さん、…高耶さん?」
「あ…、何?」
聞きなれた声で我に返った高耶は慌てて声の主を見た。
「どうしたんです?ぼんやりして…」
何度も声をかけたのになかなか反応しなかった高耶の顔を直江は心配そうに覗き込んでいる。
「ん…、何でもねぇよ」
横に座った直江の肩に、少し甘えるように身体を摺り寄せる。
突然の行動に少し驚いた直江だったが、高耶が好きな微笑を浮かべながら、そっと肩に腕を回す。
外はまだ寒い冬だけど
オレの周りだけ
暖かい、春の陽気に包まれてるな……
あ、でも
このままだと、すぐに真夏に突入しそうだな
ま、いいか……
素材(C) Canary - フリー写真素材 -
END
ひょえぇ〜! こうやってアップしてみると、なんてお粗末な・・・Σ( ̄Д ̄;)がーんっ! やっぱ10分で考えたのは無理があったか(汗) これの元になった話があるんでいずれアップして汚名返上しなきゃ!
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